知恵こそ弱者の最強の戦略
稲盛さんがお金がないときこそ知恵を振り絞れとはよくいったものだ。
同記事にもあるように弱者が強者に勝つためには、ユーザーもまだ見えていない。新しい打ち出し方を考えるのだ。
Bookingもマーチャント型からエージェンシー型に乗り換えはじめ、急速に拡大していった。
エージェンシー型(ホテル側が旅行サイト側にフィーを払うビジネスモデル)はとことんユーザーにとって便利であった。
いつどの時代も最終決定は市場が決める。いかにユーザーにとって便利であるかがポイント。そういう戦略を見定め、実行に移すのが経営者の戦略である。
Bookingはエージェンシー型に切り替えた2006年以降急激に企業が成長している。ここからは私の考察であるが、この背景には戦略があり、戦略を考えたもしくは決定した経営者がいたのではないだろうか。
2002年に創業者のジェイスコットウォーカーからジェフェリーボイドに変わっているのもポイントである。Bookingの買収、エージェンシー型への乗り換え戦略がプリンスライングループへの大きな成長へとつながったのではないだろうか。
どの時代もユーザーを見続ける経営者は会社を成長させる。