経営者は職人になるな。
やはりそうだったか。
石川県出身の有名パティシエ、辻口氏の記事をみて感じた。
食の世界に入ってみて、感じるのは本当にパティシエ、シェフ、職人、皆自分の料理に魂を込めている。そしていかに美味しい料理を作れるかを常に探求している。
しかし、私はある1つのことに疑問を感じていた。
それは美味しいの基準が自分自身になっているのではないかということ。
私は問いたい。その料理を食べるのは果たして自分なのか。
いやお客さんである。
ビジネスをするなら、お客さんにとって良いものを作り続けなければない。
そのためには、しっかりターゲットやゴールを定めて戦略を練り、料理に挑戦する必要がある。
職人とは、自分にとって良いものを探し続ける人。
経営者とはお客さんにとって良いものを探し続ける人。
決して、経営者は職人になってはいけない。
逆に言えば、職人にならず、お客さんにとって良いものを作り続けることこそが食ビジネスの1つの勝因になるのではないのか。
辻口氏の記事はそう感じさせられる記事であった。